Kaesarutakeo’s blog 天岩戸珈琲

珈琲のことあれこれ、サブテーマとして、高千穂町岩戸の名所を地形地質と絡めて紹介します。

珈琲の楽しみ4

珈琲は嗜好品

珈琲好きな人にはそれぞれ好みのコーヒーがあるもの。珈琲自体がちょっと無理というのも含めて色んな好みがある。

浅煎りのコヒー汁をすするもの嗜好の一つ

コーヒーの香りや味をカッピングで確かめるっていう変わった方法で珈琲を楽しむ方もいるようです。珈琲は嗜好品ですから、どんなおかしな方法でも人それぞれの楽しみがあって然るべきでしょう。

 カッピングとは、もともと原産国でバイヤーが珈琲豆を買い付ける際に評価する方法として行われていたのだと聞いたことがあります。どこかの国のコーヒーショップが、ワインのテイスティングになぞらえて、お店でもカッピングを始めたものが、サードウェーブに乗っかって日本にやって来たようです。

カッピングのすすり音

耐熱ガラスに珈琲の粉を入れ、熱湯を注いでスプーンでかき混ぜ、最後にスプーンですくって、ヒュッと吸い込むように口の中に運んで味わうそうです。しかも音をたてて。いいんです、珈琲は嗜好品ですから、ご自由に。しかも豆本来の風味を損なわないように浅入りになっているそうです。ネルドリップされたフルシティーローストの珈琲を好む人にとっては悪夢のような雰囲気と味でしょう。

天岩戸珈琲は澄んだ珈琲を目指します

宮崎県立高千穂高校の校歌に、「山また山は紫に、水ちょう水は清らかに・・・」という歌詞がありますが、山紫水明は、日本の原風景。水は清らかで明らかであるのが理想です。珈琲も同様に、澄んだ珈琲を望む日本人が少なくないと信じます。

澄んだ珈琲を飲むためには

深入りの豆を挽いて、適切な温度のお湯でネルドリップするのが一番。焙煎は珈琲豆の色んな成分を飲める成分に変化させることが目的。当然深く煎った方が飲める成分が多くなり美味しい。でも煎りすぎると炭になったちゃいますからほどほどに。浅煎りの豆は、焙煎によって

旨味に変わる前に焙煎が終わってしまっているので、後味が悪いものになる。何杯も飲むことはできない。植物が本来持つ脂みたいなものが、喉の奥にべったりくっつく感じ。深入り豆では、苦味は強いが、意外に何杯も飲めたりする。

昔から言われている基本通り焙煎し、丁寧にハンドドリップすることが澄んだ美味しい珈琲を味わう一番の近道だと思う。